この記事では、グングネルマットレスが臭い原因2つと対処法5つ、さらに注意点3つをレポートします。
グングネルマットレスには臭いが気になるという口コミがあり、『買ったばかりなのに。どうしよう?』と困るかもしれません。
材料などがグングネルマットレスの臭い原因で、適切に対処すれば問題なく使用できます。
グングネルマットレスが臭い原因と対策を知りたい方はこの記事を、まずは商品を使って過ごしてみたいという方は公式サイトをご覧ください。
グングネルマットレスが臭い原因2つ
- ウレタンフォームの臭い
- 接着剤などの臭い
グングネルマットレスが臭い原因として、上記の2つがあります。
これからグングネルマットレスが臭う原因を詳しく説明していきます。
原因①:ウレタンフォームの臭い
1つ目は、グングネルマットレスが臭い原因として「ウレタンフォームの臭い」が挙げられます。
グングネルマットレスの素材はウレタンフォームです。
軟質ポリウレタンフォームの臭いの主成分は触媒として使用されている第3級アミン類です。これはポリウレタンフォーム製造時0.05~0.5%の濃度で添加され、製造時の熱により大半は揮発しますが一部フォーム中に残存し、これが軟質ポリウレタンフォームを開梱した時に臭いとして残っていることがあります。しかし、その濃度は非常に低いので、人体への影響はほとんどないと言えましょう。(後略)
日本ウレタン工業協会
日本ウレタン工業協会によると、ウレタンフォームの原料自体は無臭ですが、製造に使われる化学物質「アミン」が臭いの原因とされています。
アミンによる臭いが、グングネルマットレスを形成するウレタンフォームに残ることがあるのです。
特に、密封されたグングネルマットレスを開けると、中にこもった臭いが空気中に一気に放たれます。
結果として、新品のグングネルマットレスは臭いと感じられる場合があります。
臭いがあると体への影響が心配されますが、濃度が非常に低いので影響はほとんどないと言われています。
原因②:接着剤などの臭い
グングネルマットレスが臭い原因の2つ目は、「接着剤などの臭い」です。
ウレタンフォームを製造や加工する際に使う接着剤や、包装材の臭いが混ざり合い、気になる場合があります。
日本ウレタン工業協会の公式サイトでは、臭いに関して下記の通りに説明しています。
軟質ポリウレタンフォームは、合成高分子(ポリウレタン樹脂)を炭酸ガス、あるいは低沸点化合物のガスによりフォーム化したものであり、樹脂自身は元来無臭のものです。しかし、ポリウレタンフォームは製造時に少量の触媒、整泡剤、必要に応じて顔料、難燃剤などが添加され、これらの一部が臭いの原因となることもあります。
日本ウレタン工業協会
グングネルマットレスの完成時には大半の臭いは気体となって取れますが、完全には取り切れません。
臭いが気になる場合でも、グングネルマットレスは有害な遊離ホルムアルデヒドのJIS規格の基準を満たしています。
遊離ホルムアルデヒドのJIS規格とは、生後24ヵ月以内の子供が使用する製品に定められた基準です。
時間の経過や換気によって、グングネルマットレスの臭いは徐々に軽減していきますよ。
グングネルマットレスの臭いへの対処法5つ
- 陰干しをする
- 重曹をまく
- 布団乾燥機を使う
- 消臭剤を使う
- 新たにカバーをかぶせる
ここからは、グングネルマットレスの臭いへの対処法を5つ紹介します。
グングネルマットレスの臭いに対して、表内の項目を1つずつ解説していきます。
対処法①:陰干しをする
グングネルマットレスが臭い時の対処法として、1つ目の「陰干し」が挙げられます。
風通しの良い場所に、グングネルマットレスを立てた状態で半日~数日間は陰干しをしてください。
陰干しをする際は、側生地というウレタンフォームを包んでいるカバーを外しましょう。
グングネルマットレスをむき出しの状態で陰干しすると、より一層臭いが消し去りやすくなります。
窓を開けて空気の流れを良くすると、部屋の中にこもったグングネルマットレスの臭いが徐々に薄れていきます。
グングネルマットレスは高温や紫外線に弱いので、くれぐれも天日干しないよう気をつけてください。
対処法②:重曹をまく
グングネルマットレスの臭さを消し去る対処法の2つ目は、「重曹をまく」ことです。
掃除機をかけるだけでも十分ですが、重曹を使うとグングネルマットレスの臭いをより一層取り去ることが可能です。
使い方は、側生地を外したウレタンフォームの表面に重曹をまんべんなく振りかけます。
数時間~約1日放置して掃除機で重曹を吸引すると、グングネルマットレスに染みついた臭いを除去できます。
掃除機をかけ始めると、排気口からグングネルマットレスの臭いが出てきます。
換気のために、窓を開けるか換気扇をかけることを忘れないでくださいね。
対処法③:布団乾燥機を使う
雨の日などに「布団乾燥機を使う」ことが、グングネルマットレスが臭い時の対処法3つ目になります。
乾燥した空気が、グングネルマットレス内にこもった臭いを押し出してくれるからです。
グングネルマットレスに使われるウレタンフォームは、高温になると劣化する性質があります。
グングネルマットレスに布団乾燥機を使用する際は、70℃以上の熱を加えないように注意しましょう。
布団乾燥機によるグングネルマットレスの劣化は、90日間の保証対象外となる可能性があります。
グングネルマットレスの臭いを布団乾燥機で対処する際は、送風や低温モードを利用するのがおすすめです。
対処法④:消臭剤を使う
4つ目のグングネルマットレスが臭い時の対処法は、「消臭剤」を使うことです。
グングネルマットレスと、ベッドの床板との間に固形の消臭剤を置く方法です。
すのこと床の隙間が空いているベッドでは、空気が循環して消臭効果が発揮されます。
グングネルマットレスの臭いに対する消臭剤は、無香のものが適しています。
香りのついた消臭剤を使うと、グングネルマットレスの臭いと混じってしまうからです。
お部屋にこもったグングネルマットレスの臭いには、液体以外の置き型消臭剤や空気清浄機の使用をおすすめします。
対処法⑤:新たにカバーをかぶせる
グングネルマットレスが臭い時の5つ目の対処法は、「新しいカバーの追加」です。
側生地の上から新たにカバーをかぶせることで、グングネルマットレスの臭いが抑えられます。
グングネルマットレスの側生地を洗った上でカバーを追加すると、臭いがさらに軽減します。
ただしグングネルマットレスに防水シートを使うと、雨の日に蒸れやすくなるので気を付けてください。
グングネルマットレスにご自分のお好みのカバーを掛けて、お部屋の雰囲気を変えてみるのも1つの方法ですね。
グングネルマットレスの臭いを消すときの注意点3つ
- 水を使わない
- 天日干しをしない
- 湿気を避ける
ここでは、グングネルマットレスの臭いに関する注意点を3つ挙げています。
グングネルマットレスの臭いを対処する上でとても重要です。
それぞれの注意点について詳しく説明します。
注意点①:水を使わない
グングネルマットレスの1つ目の注意点が「水を使わない」ことです。
ウレタンフォームのグングネルマットレス本体には、決して水を使わないでください。
なぜならばウレタンフォームは性質上、水に非常に弱いからです。
グングネルマットレスの臭いを消そうと水洗いや液体の消臭スプレーを使用すると、化学反応が起きます。
結果、グングネルマットレスのウレタンフォームが傷んでしまう可能性があります。
グングネルマットレスが臭い場合は、側生地のみを取り外して洗いましょう。
注意点②:湿気を避ける
グングネルのマットレスの注意点2つ目は「湿気を避ける」ことです。
水の使用がグングネルマットレスに良くないことをお伝えしましたが、空気中の湿度も避けましょう。
お部屋の湿度が高い状態が続くと、臭いの成分がグングネルマットレス内に長時間留まりやすく、臭いの解消が遅れるからです。
梅雨になると嫌な臭いがするのは、湿気が大きな原因です。
また、グングネルマットレスが蒸れてカビが生じると新たな臭いが加わります。
お部屋の定期的な換気や除湿剤の使用で、グングネルマットレスの臭いをスムーズに解消しやすくなりますよ。
注意点③:天日干しをしない
3つ目に、グングネルマットレスを扱う上で注意すべき点が「天日干しをしない」ことです。
グングネルマットレスの天日干しは避けてください。
グングネルのマットレスのウレタンフォームは、高温や日光の紫外線に弱いからです。
直射日光を浴びると、グングネルマットレスは熱や紫外線による化学反応でもろくなります。
室内の日が当たらない場所で、グングネルマットレスを壁に立てかけるとよいでしょう。
部屋の対角線上にある窓を開けて風を通せば、陰干しでもグングネルマットレスの通気性を確保できますよ。
グングネルマットレスが臭い原因と対処法まとめ
- グングネルマットレスが臭い原因は、ウレタンフォームに使用される接着剤などによるもの
- グングネルマットレスの臭いは、人体にほとんど影響がない
- グングネルマットレスの臭いへの対処法として、陰干しなどの5つがある
- ウレタンフォームのマットレスの臭いを取る際は、水と湿気、高温に注意する
ここまでグングネルマットレスが臭い原因と対処法、および注意点を解説してきました。
注意点を守ってきちんと対処すれば、グングネルマットレスは徐々に臭くなくなります。
グングネルマットレスの臭いを気にせず、快適な毎日を過ごせるようになれば幸いです。
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